ドドーンとどす鯉@Big Island屁の道!

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zoom RSS ☆0804 Ironman Tallinn ESTONIA 2018 参戦記(中編)

<<   作成日時 : 2018/08/17 17:53   >>

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◆8/3(金) レース前日。
 まだ時差ボケなのか、数年前に発症したと思われる年寄り病なのか、今朝も5時頃にすっかり目が覚めました。 朝食は、作ったカレー🍛をパンにつけて、ヨーグルト、サラダ菜などと食べる。 
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前日のドタバタの様子をFace Bookにアップしたら、早い時間にちょっと練習して体を動しておかないと・・・。
 レースのSwim会場(スタート地点)の確認と、Swim試泳を兼ねていく事にしました。 Google mapで場所を確認してみると、この宿は海に近いところで、レース会場までは2qもあるかないかみたい。 そこで、後輪のタイヤを張り替えたBikeで出かけてみると、あっという間につきました。道を間違わないでヨカッタ!
 Swimのスタート場所は、まだゲートが閉じられていたので、そこでは泳げず。その先で海に降りられる岩場から泳ぎ出すことにしました。 
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 海は黒々として見えますが、濁っているわけではなさそう。 波打ち際にいくと、確かに2mほど下の岩や海藻が揺れているのが見えます。海水自体が黒っぽいようだ。 イコール、冷たそう。 湾内を見渡してみると、400‐500m沖の突堤でUターンして泳いでくる選手が二人。 戻ってきたところに「どうだった?」と聞くと、

The water is very cold. It seems to freeze. The temperature is about 15 ℃.

みたいなことを言う。
 たしか昨日、ブリーフィングでも「Swim会場の水温は、14.8℃に上昇してきた(ナニ⁉)、明日はもっと暖かくなって、レースではSwimやるでしょう!」って言ってたなぁ。 上昇したっていっても、たった0.5℃くらいしか上がっとらんで15℃以下なのか!こりゃ寒いわけだ!!
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 15℃の水の中で泳ぐなんて、中学生か高校生の頃、水を抜いて掃除を終え、新しい水をはったばかりのG.W明けのプール以来かも・・・。 あの頃は、プールに入るのにも物凄い勇気が必要で、入ったら入ったで寒さに震えて泳げず、胸から上を水面に出して歩いてばかり。 寒くて寒くて、本当に死ぬかと思ったものでした。
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 誰も居なくなった海をみて、泳ごうかどうしようか迷っていると、5名ほどの地元出身と思われる選手が来て、躊躇なくウエットスーツを着始めました。 向こうから「どこから来たん?」と話しかけてきて、談笑開始。 聴けば、数年前にサッポロのクロカンスキー大会に出場したらしく、たまたまその時の完走タオルを持っていて見せてくれました(笑)。 ということで、急きょ我々はTeam SAPPOROを名乗ることになり、翌日のレース中のRunでは、すれ違うたびに「サッポーロ!サッポーロ!!」などと呼び合ったのでした(笑)。
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 さて、Team SAPPOROの面々が、次々と黒い海面に躍り出ていくのを見て、自分だけ丘の河童でいるわけにも行きません。 先日完成したばかりの超伸び伸びスーパー・ウエットスーツをスルスルっと着て、海面に躍り出ました・・・。
「ウッヒャーッ!冷たい!! 冷たい!!」
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 とりあえず沖に向かって泳ぎ出すけれど、海は黒いし目指す突堤は遠いし! 20mも泳いだら引き返したいくらい。しかし、それでは「レースのための試泳」にはなりません。
 「お“〜〜〜っ、冷たい寒い冷たい寒い!」
と思いながらも泳ぎ続け、400‐500m先の突堤に到着。 Team SAPPOROのボスと並んで泳いでみましたが、大したスピードでもないのに、なんだか息苦しい。 これまでのレースで何度も経験してきた「パニック様症状」の軽いヤツのようでした。
「いかんいかん・・・いかんぞぉ・・・」
と心で思いつつ、ペースを下げて「この状態」を観察してみることにしました。
 酸欠っぽくて体の動きが鈍い感じ。
 胸や首の締め付けはない。
 気管支が少し収縮して気道が細くなったのか、胸が十分広がらないのか、換気/呼吸がしにくいのだと気付きました。 パニックを引き起こす正体は、冷水による気管支収縮(息を十分吸えない、吐けない)だったのかもしれません。 過去にパニック症状を起こした時も、決まって冷たい水のときで、宮古島などの暖かい海では全くそんなことは無く、安心して泳げていました。
 宿に戻ったら、あしたのレース本番に向けて、どうすべきかを考えました。 こういう時に、Wifi環境が整っていてネットが繋がるPCを持ってきて良かったと思いました。 大学の水泳部の先輩で、今は呼吸器内科を開業されている先生に、即席対策を聞いてみました。 すると、間髪置かずに返信あり。

 「喘息の可能性があります。有効なのはキサンチンです。紅茶に多く含まれています。
寝る前に飲むと眠れなくなるから注意して下さい。」

 ちょうど帰りに紅茶パックを買ってきたところで、いま正に飲むところでした! やはり喘息(の可能性)か・・・もう何年も前に「喘息の始まりのような症状」という診断は付いていましたが、発作を起こすほどではないので放っていたのです。 帰国したら、キチンと治療しなければ・・・。 とりあえず、明日のレース前までに(寝られる程度に)紅茶を飲んでおこうっと。
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 結果的に、レースの前日に15℃の海で試泳したことが、パニック予防=喘息対策、水温15.4℃のレース本番での泳ぎに奏功するのでした。

 さて、一旦宿に戻って軽く午睡をとったら再びSwim会場へと向い、Bikeとレースギアを預託します。 Bikeは、昨日の雷雨の中をかなりの時間走ったせいでかなり汚れてしまい、チェーンオイルも流れ落ち、埃や砂がチェンに噛みこんでいるかもしれませんが、今日の今になっては、もうどうしようもありません。観念してバイク預託。 補給食は、明日の朝に準備します。
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 この日の夕食は、レース前にFace Bookで連絡を取り合っていた東京都内(世田谷区)のトラ・チームに誘っていただき、和食レストランで味噌ラーメン!を頂きました。

 日本を発ってたったの4日でしたが、ラーメン好きの自分にはチョー嬉しい食事でした。麺が伸び切っていても仕方なしと覚悟をしましたが、味も麺も申し分なし!で、10.8€(1,400円くらい)。お値段・・・はまぁ、仕方ないですね。
 宿に戻り、K補給にバナナ1本。グリコーゲン貯蔵にベリー・ジャムを塗ったくったパン2枚を食べて、20時過ぎに就寝。明日は3時起きです。
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◆8月4日(土)Race Day。
 予定通り3時起き。ベリージャムをたっぷり塗ったトーストを2枚半。グレープ・フルーツとバナナにヨーグルトをかけて。そして、「紅茶」2杯。
 まだ出かけるには時間があるので、クリッシー・ウェリントンが「レースの朝に目を覚ます方法」と言っていた、暑いシャワーを浴びてから、股関節と体側を中心に、しっかりと柔軟体操ストレッチ。
 そして、気になる排便も済ませて、今朝はすこぶる快調、ぱおーん!
 4時半になったので、まだ薄暗いうちに宿を出てSwimスタートの道具をもって、徒歩で会場へ。直ぐに到着したので、心身ともに余裕が生まれました。
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 レース会場のゲート・オープンは4:45。W.Upは5:45‐6:15まで。
 プロ(男子のみ)スタートが6:30で、エイジ・グループは、Swimの自己申告記録順に並び、4人ずつ3秒置きのローリングスタート。
 大会パンフレットには、例年の水温は18−20℃とありますが、今朝の場内アナウンスでは

「15.4℃です!みなさーん、おめでとうございます。3.8q泳ぎますよ〜」(爆笑)。
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 プロ選手は22℃、エイジは24.6℃以上でウエットスーツの着用が禁止されていて、15.9℃以下でウエット着用義務(その間は、どちらでもいいのか?)なので、全員ウエットスーツOK。 自分が知る日本人選手たちは、殆どが「寒すぎるから、アップしなーい」と言っていました。
 けれど、こちらの選手は奇声を発し、ドボン!と飛び込んだらて泳ぐ泳ぐ!速い速い!!
 自分も、恐る恐る足の先から水に入ってみますが・・・ヒエ〜〜ッ!(洒落ではない(笑))
 一気に目が覚める冷たさ! そして、意を決して夜が明けたばかりの海に泳ぎだしました。 初めはゆっくりと・・・と、ここで気づいた。

「呼吸が苦しくない!!」。

 これには驚いて嬉しくなりました。
 何時もだと、もうすでにパニックを起こして不安になるような低水温ですが、今日はどうも様子が違いそう。
 W. Upをする選手が、殆ど行かないほどの沖に浮かぶカヌーまでゆったりと泳いだら、「これは大丈夫そうだ」という若干の確信をえて、復路は少しだけピッチを上げてアップ終了。低水温なのに、凄くいい感じです。

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 Bikeラックに置いたボトルの水を二口ほど飲み、Swim time自己申告1:00‐1:10のエリアに並ぶ。
 まもなく6:30になり、桟橋の大砲が鳴るのかな? と期待していたら、そんなことは無く・・・。
 いつもの「プーッ!」の音でプロ選手のレースがスタート。これはこれで、緊張感が高まります。
 地元の選手らしき一人が、最初からものすごい勢いで飛び出していきました。寒くないのんかな〜?
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【Swim】スタート登録選手 1,250名。
 そしてしばらくすると、前方の見えない当たりで奇声があがり、エイジ・グループのローリングスタートが始まりました。 スタートの並びは、「2段階方式」。4人毎にヨコ列で「待機エリア」に入れられて一時停止、つづいて前の4人がスタートしてから「スタートエリア」に進み、そこで3−4秒ごとの合図に従って、正式なスタートになります。

 最初の4名が出て行ってから、それほど緊張することもなく「寒いの、冷たいの、嫌だな〜」と思いながら前へ進んでいくと、あっという間に自分の番がやって来ました。 とはいえ、「ハイッ!」と言われても15℃の水温です。 そんなに勢いよく水の中へ飛び込んでいけません。 ゆるゆると膝まで水に入ると、やっぱり冷たい!
 「はうっ!」とか言いながら、ゆっくりと黒いバルト海のTallinn港へ泳ぎ出しました。

 バトルは殆どなし。平泳ぎもいない。 日本人選手によくみられる「力任せに腕をぶん回す泳法」も周囲にはいないようだ。欧州の選手は、マナーが良い。
 しかし、思ったよりもずいぶんと遅いようです。
 Swimのコースは、沖へ200mほど出たら左折して500mほど行ってまた左折。湾内で、カタカナの「コ」の字の周りをなぞる様な変則的なルートの1周回。
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 泳ぎ出して初めて分かりましたが、折り返し地点が多いので、しばらくすると辺り一面に選手が泳いでいる感じになります。 ルートもブイも、シッカリと目視で確認しながら泳がないと、途中でとんでもない方向へ行ってしまいそうです。 前の選手を抜く時に、軽く方向転換をすることがありますが、そのまま泳ぎ続けると、あらぬ方向に泳いで行ってしまうので、まえを抜く時は慎重に。出来るだけ前の選手とは離れて、並行になって抜いていきます。
 水温が低くて寒い(なにせ、半そでのスーツだし〜)のは間違いないですが、相応に頑張って泳がないと凍えてしまいそうなので、終始早めのピッチで泳ぎました。予想通り、途中のターンで「一体どこを目指して泳いでいいのか、良く分からん!」状態になりました。 が、最後の500mは何とか最短距離のルートにのって(と思いたい)Swimフィニッシュ。板を横に編んで、半分水中に沈めた「ハシゴ・スロープ」から陸に上がります。しかし頭も体も冷え切って、体がふらつき、一度後方にひっくり返りました(笑)。
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 どん底に落ちた泳力でシュウイチの練習は、さすがに期待に応えず1:10でSwim finish。

【Swim結果】1:13:13(T1=0:06:45)、Overall 306、Gender 283, Age(55-59)8/完走34名。
 寒さ等でDNSと途中リタイアを合わせると、Swimで110名弱が失格。


【Bikeパート】
 出走1,140名ほど。
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 Courseは、タリン市郊外の麦畑地帯を「変速Tの字」をなぞるような、一部2周回コース。
 上のコース・マップの右下にあるエレベーション図をみると、高低差60mで「細かいノコギリの歯」になっていたため、短くて急な「丘越え」が山ほどあるのかと思いきや、走ってみると「ほぼまっ平」。つまり、終始脚を回し続ける=脚を休める場所のないコースでした。 跨線橋などが幾つかあるので、180qの距離を横幅10pにまで縮小すると、それらが「ノコギリの歯」になったようでした。

 Bikeを走らせてすぐ感じたのは、「チョー寒い!!」こと。なぜかというと、低水温の海から上がり、濡れたウエアのまま時速30‐35qで気温が上がる前の道に走すためです。特に、日本のような朝でも蒸し暑さを感じる国の気候を比べると、季節外れとも思える寒さです。 しかし、走り出したからには、何れ暖かくなるだろうと信じて足を回し続けるしかありません。

 そこで思ったのが、「今のうちに補給を済ませておこう」。
 今回、Bikeの補給食として自分が用意したのは、以下の6種類。
@粉飴300g(約750kcal)+クエン酸8g+重曹5gの給水ボトル
  これで、1.5時間分ほどのエネルギーを確保。
A真水のボトル
  暑くなった時の冷却用、@を飲んだ後の「口ゆすぎ」用。
B塩パン
 近所のスーパーで買ったものを、幅2p程の立て切りにして、6‐7個を薄いビニル袋に入れた。
C黒パン小4切れ
 これも、スーパーで購入。コレは小さな正方形なので、切らずに4枚重ねて小さめの袋に入れた。
Dエネルギー・バー(日本で買った1本120円程度のを5つ)
E塩飴と黒飴を、各々4−5個。
Eエネルギー・ジェル
 歯で口を切って摂取する、ペースト状のものを3つほど。余ったら、Runで持つ。

 スタートして暫くは荒れた路面で下りのため、片手ハンドルは危険と判断し、7−8分ほど走ってから食べ始めました。 先ずは、@とAを軽く口に含んで水分補給から。 続いてBを2切れ食べる。 Swimの前にお腹が膨れるほど食べると、横隔膜が下がったままで水を飲みやすくなるので、朝食は軽めにしておきました。そのせいで、ちょうどいい塩梅に腹が減っていました。 塩気がある塩パンは、大正解。 2pほどの幅に切りましたが、後々のエネルギー消費と補給回数を考えると、もう少し太目の厚めでもよかったくらいでした。 さらに15分ほど経過したところで、もう2切れを食べました。 これで、「いつもの腹の膨らみ具合」になって、安心してレースに集中できるようになりました。

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 序盤は、時速32‐35qくらいで無理せず巡行。 Bikeが得意な欧州選手にバンバン抜かれてしまいますが、かつて西AUSで前半に抜いた選手に、後半抜き返されたことを思い出して、落ち着いて脚を回します。
 5qごとにGARMINのC.C.にラップを刻むよう設定していて、大体8分台だったので、33-34q/hr前後で走っていたと思います。 自分は、単独で「まぁまぁイイ感じ」で走っていたつもりでした。 しかし、暫くすると、後方から7-8名の物凄いスピードの縦長集団(前方車輪との間隔は1mほどの集団)に、何度も何度も、幾つも幾つも抜かれてしまいました。 あまりに多くの集団に抜かれてしまうので気づいたのですが、単独走行の選手には、あまり抜かれることはありません(抜かれはしましたが)。 これに気づいてから、抜いていく選手たちをよくよく観察してみると、ドラフティングをしていない、ルールを遵守している選手の方が、ドラフティング集団より少ないくらい。
 私が、たまに前方から落ちてくる選手を拾って抜くと、後からピッタリくっついてきます。 そういう時、手信号で「ハイ、お先にどうぞ」の合図を出すと、後方で何やら「ダメっスー、前に出られませーん。メンゴでえ〜す!」みたいなことを叫んでから、後方に流れ落ちていきました。
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 Bikeパートで355人にぬかれていますが、その殆どがドラフティング集団でした。
 途中、80−90q地点で、雷雨・豪雨に襲われてマイッタ時間もありましたが、総じて走りやすいコースだったと思います。
 ただ、1点悔やまれるのは、楽しみにしていた補給食Cの「黒パン」4切れを、一切れも食べられなかったこと。 塩パンを食べ終えてから、次にコイツを頂こうかと背中のポケットに入った、このビニル袋を引き出したとたん、袋の口が浅かったため、黒パンが袋から次々に飛び出してしまい、4枚とも目の前で踊るように後方へ流れ去っていきました。この瞬間は、とても悲しくて悲しくて、本気で萎えました。 そのせいか、120q地点で頭痛がし初めて一時停止(これは、ずっと小便ができなかったせいのようで、この停止時に排泄したら治った)。
 そして、140q地点では眠気というか眩暈というか、車の運転で睡魔に襲われた時に似たような感じがして、Bikeで走り続けるのが危険に感じられました。そのため、再び一旦停止して、道のわきで休憩を取らざるを得ませんでした。
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 幸い、暫く休んで給水をとり、塩飴と黒雨を嘗めて3-4分ほど(と思う)したら、意識がハッキリと戻ってきたので、再び走り出せました。 この頃は、だいぶ疲れも出始めたように感じてきて、巡行速度は28-29q/hrにまで落ち、100q過ぎまで32q近くあった平均時速が、いつの間にか30q/hr少しまで落ち込んでしまいました。
 そして、休憩を取ったおかげか、160q頃から奇跡的に集中力が戻ってきて、再び脚を回せるようになりました。 この頃に、後方からぶち抜かれたドラフティング集団を後方で眺めつつ走っていたら、マーシャルのバイクがスルスルスルっと左側を走ってきました(自転車は、右側通行)。 すると、このマーシャル・バイクは、集団に並ぶことなく少し後方を走りながら、からじっくりと集団を観察し、その後に次々と青キップ(5分間のペナルティ)を切とって行きました。 ペナルティを宣告された選手は、驚くことに激高して、マーシャルに何やら叫んでいました。しかし、この集団は誰がどう見てもドラフティングであり、なんで怒鳴り散らすのか不思議でした。 やっとペナルティを取ってくれて、ざまーみろでした。

 レース後、一緒にレースで走った知り合いに訊たところ、コース上の所々にある「ペナルティ・ボックス・テント」では、ペナルティを取られた選手たちが列をなしている所もあったそうです。 しかし、自分が見た限りでは、ほとんどの選手が見過ごされていたように思います。
 バイクでは、こうして高速集団に乗って走り・・・後方の選手は、40q/hr近くでも時々脚を止められるのであれば、ペナルティを貰っても5分程度であれば、「いい休憩」になるし「速く走れる」しで、これは彼らの「いい記録を出すための作戦」なのだろうと思いました。
 これが本当だとしたら、もっと厳しすぎるくらいのペナルティにルール変更してほしいものです。

【Bike結果】5:52:56(T2=0:04:51)、Overall 752、Gender 700, Age(55-59)21/完走34名。
 やっぱり、課題はBikeです。ドラフティングが酷かったとはいえ、もっとタイムを縮めなければいけないし、体力的に出来そうな気がしてなりません。 しかし、このレースに向けての練習時間と消化距離と、過去の結果を考慮すると、まぁまぁ良い感じで走れたという手ごたえは感じられました。
 途中2回の停止時間を除いたとしても、せいぜい5:45くらいなので、来年には5:35くらい(Av.32km/hr超)で走れるようになりたいです。

【Run】
 Runコースは、S字を左右ひっくり返したようなルートを下端から走りだし、世界遺産の大聖堂群とバルト海沿岸を横目に見ながら走る約10qの4往復。 Finish gateの1qほど手前に、高低差30m前後の丘があり、ここが弱った脚腰に更にダメージを与えそう。 他は、ほぼ平坦といってもいい走りやすいコースです。
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 海岸コースにでた1qほどのコスでは人も少ないけれど、大聖堂公園からFinish gateまでのに間は結構な応援者がいたし、普通に散歩に来た家族連れやカップルなどもいて、大勢の方々が声援を送ってくれました。 レースナンバーに着いている「日の丸」を見つけて、「ヤキニク―!」とか「サクラ―ッ!」、「ジャッパーん、スシスシ、ウナギ―!」なんていいう、知的な声援も戴きました!!
 バイクを終えての走り出しは、2012年のFrankfurt以来の脚の軽さ。 GARMINのペーサーは、最初の1qを5‘30“、つづく1qを5’22”で走ったことを表示してくれました。 やはり、ここ何年かのレースよりも出足は良い感じ。1周目の10qラップは、A.S.での補給時間をいれて0:56でした。
 しかし、1周目を過ぎて最初の軽い上りあたりから、「このままのペースでは、脚がきつくて最後まで走れんぞ」という感覚を覚え、体が重く感じるようになりました。 ひょっとしたら、補給が上手く行っていなかったのかもしれません。
 そして、2周目に入ると予想通り明らかにペースが落ちて、`6’を切れなくなってきました。例の坂は、途中で2回も歩きが入る始末。 それでも、過去4年間のレースのなかでは、その気になれば踏ん張りも効いたし、最も走れている方だと思いました。
 3周目の復路中間地点で、ほんの数センチの段差で躓いてしまい、もんどりうって前方へ転倒! 「あ“〜、暑い暑い!ちょっと休憩ぇ〜」と、仰向けになったまま日本語で独り言を言っていると、周囲の係員さんが心配して集まってきてくれました。 幸い左側の腰を軽く打ち付けただけで、大怪我などはなし。 ピョコーンと起き上がってレース再開。 その後は、A.S.を含めて、なんとか`6’20”台を刻みました。 さすがに、これ以上ペースを落とすと、更にドンドン滝のようにペースが落ちていく気がしたからです。
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 午後も3時ころになると、Bikeでの雷雨・豪雨はどこへやら、太陽はギンギラギンになって気温が上昇し、A.S.では、ついに氷が出るようになりました。 これが助かった。 上半身のファスナーを開け、左右の大腿部に氷を押し込んだら、一時的ですが痛みを忘れて普通に走れるようになりました。
 ただし、片道5qで氷を出してくれるA.S.は1か所のみ。 しかし、これがあったから、最終の4周目を崩れずに走りきれたと思います。 3周回目は、ついつい日和って流してしまいましたが、たとえ同じスピードだったにしても4周回目は「最後じゃけんパワー」を発揮して、必死こいて走りました。
 それは、3周回を終えたとき(あと10q)に見えたFinish gateの電光掲示板の時間が、「10:52」と出ていたからです。あと10qちょっと。`6分チョイで走れば、「12時間切り」は保てる。 そして走りながら気づいたのは、「あの時計の時間は、プロのスタートからカウントされているものだから、自分の時間は最低でもそれより5分以上は早い筈だ」ということでした。だとしたら、なおさら何が何でも電光掲示に表示される12:00を切っておきたい、と思いました。

 最終周の4周目も、氷を出してくれるA.S.だけはしっかり止まって両脚大腿の四頭筋部分に氷をたっぷりと詰め込みました。 最後に30m上る坂は、ヨレヨレのスピードでしたが歩くことなく上り切りました。 これで、この先足が攣ろうとどうしようと、「最後は頑張って走りとおした」という満足感をもってゲートをくぐれる、と思いました。

 さて、ゴールゲートを潜るには、それを右側に見ながら一旦通り過ぎ、その先300−400mほどまで行って帰ってこなければなりません。 前には抜ける選手もおらず、後方には迫りくる選手も見えません。
 この最後の折り返しの600‐700mの石畳のレストラン街は、遥々Estoniaまで一人で旅してきて、世界遺産の大聖堂を背景に完走出来る喜びに、どっぷりと浸りながら走りました。 全く知らない地球の裏側から来た選手に、多くのTallinn市民が、フィニッシュ・ゲートに向かう細い通路の両側から、「じゃっぱーん!」「スッシ―!ウドォーン!!」、「ソノスケー!! グレイト〜!!」と言って、手を出してタッチを求めてくれました。
 ゲートの前で両腕を広げ、「頑張りました、とりあえず。いいレースでした。皆さんのお陰です」のポーズ。

 件の電光掲示板は、12:00を少し回っていました。

【Run結果】4:32:11、Overall 664、Gender 613, Age(55-59)12/完走34名。
 Bikeほどではないにしろ、Runもやっぱり改善課題です。ダイエットして、ベスト体重にしなければ・・・。

◆Finish Time 11:47:27 総合順位674位/完走1,072名。
 Gender 630位/完走946名、Age(55-59)17位/完走34名。
 記録と順位だけを見ると寂しい気もしますが、draftingの嵐の中でルール遵守走行し(当たり前ですが)、目標であった「2012年のレベルに戻す」は未達でしたが、まぁまぁ戻せてきているな、と感じることができました。
 次、11月のMalaysia、Langkawii。確か5回目の挑戦になりますが、過去は全て暑さに完敗しています。暑さを克服し、Langkawiiでも12時間を切って11:30くらいで上がれるように、精進いたします。
http://www.racetecresults.com/MyResults.aspx?uid=16573-195-1-110971


”Life is an adventure!” ”Smile and Never Ever Give Up.” (Ellie & Massan)

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